前回の記事で株式・投資信託など(リスク性資産)への投資割合を増そうというお話をしました。
もちろん、判断はそれぞれです。IPOなどリスクが比較的すくない方法も以前お伝えしました。
IPOはリスクが少なくていいのですが、当選の可能性が自分ではコントロールできないところが問題です。
そこで、次にリスクはとりながらも、比較的簡単で判断を悩まない投資はないか調べてみました。
記事の内容
ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザー(robo-advisor) は、運用会社や証券会社などが、最新のAI等を利用して、インターネットやアプリを通じて、投資助言や運用を提供するサービスです。
以前、ネットニュースなどでも耳にしたことはありましたが、聞き流していました。
今回は、ロボアドバイザーの中でもメジャーなサービス『WealthNavi』を調べました。
ロボットアドバイザーで実際にサービスを提供しているのが WealthNavi です。
2016年7月にサービスインし、現在利用者は13万人以上。総預かり運用資産は1,000億円を突破しています。(2018月8月23日現在)
テレビCMも放送されており、知名度も上がっているのではないかと思います。
SBI証券や各銀行などと提携。証券会社や銀行を通しても同様のサービスに申し込めます。※サービス名称は「WealthNavi for ○○証券」 や 「WealthNavi for○○銀行」となります。
運用は10万円~
以前は最低投資額30万円からであったが、2018年2月より10万円に引き下げられた。
もともと、富裕層向けのロボアドバイザーだったようですが、一般にも利用できるよう引き下げられたよう。
また、積立が月々1万円以上から可能。(積立をせず、都度入金分を運用していくことも可能。)
もちろん、最初に10万円のスタート分だけで運用も可能
手始めは10万円で様子を見るのがいいかと思います。
手数料は1%
運用手数料は預かり資産の(年率)1%。
※信託報酬等を全て含めたトータルの費用。預入額が10万円ならば年間1,000円の手数料です。
高額預けいれの場合は、手数料率が少し下がりますが、3000万円以上の話なので割愛します。
仕事が忙しい人や投資初心者には、 運用を一任できるサービスとしては非常に割安 といわれています。
投資に時間をかけられる人、投資中級以上の方にとっては、(年率)1%でも割高という声もあるようです。
- 自分で手数料率の安い投資信託選択する。
- NISAやiDeCoなど税制措置のあるしくみを活用する。
など、あるようですが そこは 自分にあった選択をおススメします。
運用見込み
WelathNaviが公称している運用見込みとしては、年間6.0%。
※過去25年間のバックテスト。2017年4月現在、当初100万円+毎月3万円積立・リスク許容度は中央の3の場合。
手数料を引くと5%程度残ります。一任のしくみとしては、まずまず優秀といえます。
※投資に時間をかけられる人、投資中級以上の方で確実にこれ以上の運用実績を期待できる方は、自分で運用するのも手です。
税金の最適化:DeTAX
DeTAX(デタックス)とは、分配金の受け取りやリバランスなどによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の「含み損」を確定して「利益」を相殺することにより、税負担を翌年以降に繰り延べる機能です。
って、、、書かれても分かりませんね。すみません。
簡単に書くと
- 分配金や売却利益には、大体20%くらい課税されます。
- 利益により生じる税負担が2万円以上となる場合を目安として、DeTAXが発動
- 損失が出そう(含み損)な銘柄を売却して、損失を確定させます。
- 同時に「同じ銘柄を、同じ数量、同じ価格」で買い戻します。
- 利益と損失を相殺して利益を小さくします。
- 税額=利益×税率(約20%)ですので、利益が小さくなった分、税額を圧縮できます。
簡単にしたつもりが、それなりに長くってしまいました。
とにかくロボアドバイザーが自動的に調整してくれると思って下さい。
税負担が2万以上となっていますので、利益が 10万以上ない 時は発動しないかもしれません。
WealthNaviの場合 DeTAXは標準機能(一般口座は除く。)です。特に手続きは不要です。
次回申込みについて
次回、実際に口座開設の申込みについて お話します。↓
最後まで読んでいただきありがとうございます。