ジャニーズ元SMAPへ独占禁止法違反(取引妨害)注意の罰則・強制力は?

元スマップ
出典:NHKニュースウェブ
芸能人・有名人

7月17日、公正取引委員会がSMAPの元メンバー3人を出演させないようテレビ局に圧力を掛けた疑いがあるとして、ジャニーズ事務所を注意したと、時事通信社などが報じました。

この記事では、「ジャニーズへの独占禁止法違反注意の罰則・強制力は?」という内容でまとめてみます。

 

 

公取委ジャニーズ事務所への注意の内容とは

 

NHKのニュースでは、下記のように報じています。

国民的アイドルグループ「SMAP」の元メンバーの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人。ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、事務所から独立した3人を出演させないよう圧力をかけていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。公正取引委員会は独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、17日までにジャニーズ事務所を注意しました。

3年前に解散した「SMAP」のメンバー5人のうち、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人は、おととし9月にジャニーズ事務所から独立し、「SMAP」の元担当マネージャーが新たに設立した事務所に所属して芸能活動を続けています。


関係者によりますと、公正取引委員会が関係者から事情を聴くなどして調査したところ、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、独立した3人をテレビ番組などに出演させないよう圧力をかけていた疑いがあることが分かったということです。


稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人はテレビのドラマやバラエティー番組に数多く出演し、国民的な人気を集めていましたが、ジャニーズ事務所から独立後、出演していた民放テレビ局のレギュラー番組が次々に打ち切りとなり、現在、民放の番組への出演はなくなっていました。

独占禁止法では芸能活動に必要な契約の成立を阻止するなどして不当に妨害する行為を禁じていて、公正取引委員会は独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、17日までにジャニーズ事務所を注意したということです。


芸能人の移籍トラブルをめぐり独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、芸能事務所が注意を受けるのは初めてです。

引用:NHKニュースウェブ

 

まきお

公取委からの注意について、ジャニーズ事務所は、今のところコメントしていないようだね。

って言っていたら、意外と早く公式サイトにコメントが出たみたいだね!

 

記事は▽こちら▽

ジャニーズ公式

ジャニーズ圧力報道否定!SNSに批判殺到で炎上か?!

 

 

独占禁止法違反(取引妨害)の調査は3ヶ月前から行われていた

 

あや

ジャニーズ事務所の圧力については、実はもっと前から調査されていたみたい。

週刊実話が次のように報じていました。

テレビ局がジャニーズ事務所の意向を忖度するというのは業界では当たり前のこと。

元『SMAP』の稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾らが地上波に出てこない(CMを除く)ということがそれを物語っている。

それを見かねてか、公正取引委員会がついにジャニーズ事務所への聞き取り調査に動き出したという情報が流れている。


「一昨年、公取委が芸能プロとタレントの契約問題が独占禁止法に抵触するのではないか、として芸能界にメスを入れたことで、業界全体で契約に対する意識が変わったんです」(中堅プロマネジャー)


大手プロなどに聞き取り調査に入った公取委は、昨年(2018年)2月15日にフリーランスの働き方についての調査報告書を発表。

同報告書の中で〈契約期間が終了しても、既存の提供先である発注者の一方的な判断により、専属契約を含む役務提供に係る契約を再度締結して役務提供を継続させる行為が、芸能事務所と芸能人の間の契約において行われている場合がある〉と、独禁法に抵触する可能性を示唆した。


公取委は、奴隷契約はもちろん、独立後もタレントに圧力をかけてはならないと警鐘を鳴らしたんです。昔からタレントを契約で縛って、独立すれば潰しにかかっていたジャニーズにとっては致命的な調査報告書だった」(芸能ライター)

これまでジャニーズは田原俊彦、諸星和己、赤西仁、田中聖など、ほぼ例外なく独立したタレントに圧力をかけてきた。


「公取委の報告書で改まるかと思いましたが、元『SMAP』の稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾に対する“仕打ち”は今でも続いてます。その背景には、ジャニーズを牛耳る藤島ジュリー景子副社長の飯島三智氏に対する積年の恨みがあるからです」(夕刊紙記者)


ジャニーズの実質的トップはジュリー副社長だが、かつては『SMAP』のチーフマネジャーだった飯島氏と常に比較されていた。


「業界では“ジャニーズ次期社長は飯島氏”と言われたこともあった。ジュリー氏は当時の屈辱を忘れていません。だから、飯島氏が代表を務める事務所に入った3人を目の敵にするんです。実際、退所後の3人は地上波から干されている。テレビ局がジャニーズに忖度した結果ですよ。公取委も再度、関心を示しているわけです」(大手プロ幹部)


SNSでは「公取委、頑張れ!」「公取委、まだ入ってないの?早く行け!」等々、苛立ちともとれる投稿が相次いでいる。

引用: 週刊実話 ( 2019/4/17 )

 

圧力のようなものへの一般の人から見た嫌悪感がやっと形として現れたのでしょうか。

それとも、ジャニーさんが亡くなったことで、ジャニーズ事務所に対する忖度が薄れたということなのでしょうか。

 

 

 

独占禁止法違反(取引妨害)への注意、罰則・強制力は?

 

公正取引委員会のホームページを確認すると・・・

排除措置命令・警告・注意

 

排除措置命令では,例えば,価格カルテルの場合には,価格引上げ等の決定の破棄とその周知,再発防止のための対策(例えば,独占禁止法遵守のための行動指針の作成,営業担当者に対する研修)などを命じます。


また,排除措置命令等の法的措置を採るに足る証拠が得られなかった場合であっても,違反するおそれがある行為があるときは,関係事業者等に対して「警告」を行い,その行為を取りやめること等を指示しています。


さらに,違反行為の存在を疑うに足る証拠が得られないが,違反につながるおそれがある行為がみられたときには,未然防止を図る観点から「注意」を行っています。

 

 

まきお

排除措置命令・警告・注意の順番で言うと、注意は罰則はなく、強制力も弱いみたいだね。

独占禁止法違反行為を行った場合,犯罪行為として懲役や罰金などの刑事罰を受ける場合があります。

最も厳しい刑罰は,私的独占,不当な取引制限,事業者団体禁止行為に対するもので,違反を行った者(個人)には5年以下の懲役又は500万円以下の罰金が,法人には5億円以下の罰金が科せられます。

これまでの1社に対する最高額は6億4千万円(4罪を併合)となっています(平成27年3月31日現在)。

懲役や罰金などの刑事罰も存在するようですが、まれなケースと言えそうです。

 

しかし、公取委からジャニーズ事務所が正式に「注意」を受けたことが表面化したので、民放各社でも元SMAPの3人を見られる時が近く来そうな期待感がありますね。

 

 

SNSの声

 

SNSの声としては・・

ニュース自体を民放はどう報じるのか。

ジャニーズ事務所は、どのような対応をして、どう変わっていくのか。

元AMAPの3人をテレビで見ることができるのか。

など関心が高まっているようです。

 

まとめ

公正取引委員会が独占禁止法(取引妨害)で、ジャニーズ事務所を注意したというニュース。

「ジャニーズへの独占禁止法違反注意の罰則・強制力は?」という内容でまとめてみました。

まきお

元SMAPの3人が、このニュースで突然、民放のテレビに出始めたら、やっぱりか!!ってなっちゃうね。

でも、3人がテレビで元気な姿を見せてくれるのは、いいことだから期待して待ちたいと思います。

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