樹木希林(きき・きりん)さんが2018年9月15日に亡くなりました。
この記事では、なつかしい樹木希林さんと郷ひろみさんの共演どらまやデュエット曲についてまとめます。
お二人の楽しいやり取りや振り付けを見ながら、樹木希林さんを追悼したいと思います。
記事の内容
『お化けのロック』
『おばけのロック』は、1977年9月にリリースされた郷ひろみさんの23枚目のシングル曲です。
いまでいうとカップリング曲ですが、当時レコード盤ではA面は「帰郷」という曲で、B面に「お化けのロック」が収録されていました。
悠木千帆から改名した樹木希林さんとのデュエット曲で、コミカルな振り付けが話題でレコードジャケットの裏面には振り付けが載っていました。
ムー (テレビドラマ)
TBSで1977年(昭和52年)5月18日~11月9日まで放送されていたコメディ仕立ての連続テレビドラマです。
樹木希林さん・郷ひろみさんの他にも伊東四朗さんや岸本加世子さんらが出演していました。
『おばけのロック』はムー のドラマ挿入歌としてドラマ内で歌われました。
林檎殺人事件
「林檎殺人事件」(りんごさつじんじけん)は1978年6月21日にリリースされた郷ひろみさんの27枚目のシングル曲です。
当時のレコード売り上げ枚数は30万枚。
昔の歌番組『ザ・ベストテン』では4週連続で1位に輝き、1978年の年間ベストテン第10位に輝きました。
ちょっと前の動画ですが、こんなのもあります。
36年ぶりに「林檎殺人事件」披露
2015年6月27日に放送されたTBS系特番「音楽の日」に生出演、「お化けのロック」と「林檎殺人事件」を約36年ぶりに披露しました。
ムー一族 (テレビドラマ)
『ムー一族』(ムーいちぞく)は、前作『ムー』の続編。1978年(昭和53年)5月17日~1979年(昭和54年)2月7日の間に放送されました。
「林檎殺人事件」は『ムー一族』の挿入歌として『おばけのロック』同様に愛されました。
「近松屋のともこ」のエピソード
ドラマについて調べていたらこんなエピソードを発見しました。
1979年1月、『ムー一族』の打ち上げパーティーで、樹木希林さんが最後のスピーチを務めました。
その時プロデューサー兼総合演出の久世光彦さんと「近松屋のともこ」役の女優のぐちともこさんが不倫関係にあったことを暴露。
このとき既にのぐちさんが妊娠8か月でスキャンダルに発展し騒動となりました。
関係者の間では「公然の秘密」とされていたが久世さんは全てを認め、騒動の影響もあってTBSを退社。制作会社「カノックス」を設立しました。後に正式離婚し、のぐちと再婚したそうです。
樹木希林さんと久世さんは結局、1996年放送のドラマ『坊ちゃんちゃん』まで表向きは絶縁状態となりました。
樹木希林さんには周囲と険悪な関係になりながらも「久世さんがああした状況の中でなし崩しにショボショボしていくのが耐えられなかった」「2人の気持ちを軽くしてやろうと思った」との真意があったようです。
また、こうした場での暴露を非難する声に対しても「ああいう見せかけの優しさが久世さんをダメにした」と反論したとのこと。
ユーモアがあって面白いだけではなく、芯の通った考えをしていると改めて感じます。
しかし、不倫問題は最近では致命的ですから時代だったのかもしれませんね。
まとめ
樹木希林さんと郷ひろみさんのデュエット曲いかがでしたか。
少し古い話にはなりますが、お二人が楽しい雰囲気で踊っているのを見るとたのしくなりますね。
また、共演ドラマについて調べていたら、驚くようなエピソードも出てきました。
樹木希林さんの人柄が偲ばれます。
謹んでご冥福をお祈りいたします。