樹木希林さんがお亡くなりになって数日がたちました。
9月21日にはテレビで追悼特番も予定されているようです。
樹木希林が亡くなった原因は全身ガンのためとされていますが、樹木希林さんは以前から目を患って少し斜視になっていました。
いつごろから、目を患っていらしたのか少し調べてみました。
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最近と若い頃の比較画像
2つの画像を比べてみると明らかに若い頃は特に目におかしなところはありません。晩年、斜視傾向にあることがわかりますね。
樹木さんは2004年1月に当時アテネ五輪野球代表監督だった長嶋茂雄が、各界の著名人とラジオで行った対談を1冊にまとめた「人生の知恵袋」という本のなかで「網膜剥離」で失明したことを告白されました。
樹木さんは、この時「61歳」でした。
当時のコメントでは、
「手術するかどうか迷って、やっぱりやめようと思ったんです。『よし、私は目1個ぐらいつぶれても、お釣りのくる人生だったな』というふうに思って覚悟を決めたんです」
と語っていました。
網膜剥離
2003年1月のある朝、目が覚めた樹木さんは、視界が「真っ白」になっていることに気が付き、すぐに病院へ。診断結果は「網膜剥離」でした。
「網膜剥離」は、眼球の内側にある「網膜」が剥がれ「視力が低下」してしまう病気です。
樹木さんの病状は網膜の下のほうが大きく盛り上がり網膜が剥がれている状態との診断でした。
当時の会見で樹木さんは
「朝起きたら、バタッと見えなくなりました。真っ白でした」
と当時の状況を振り返り、
「一瞬絶望しました、明日、死ねるわけじゃない。ずっとこれで生きていくのかと思ったら…。それも人生と思いながらも、ことあるごとにため息はついていました」
と苦しい胸中を吐露したとのこと。
人生観
それでもってこの家族写真も大好きです。こんなかっこいい家族写真見たことないわ。
何気に内田裕也さんの靴下の色と樹木希林さんのマフラーの色が同じ赤なのがとても素敵です。 pic.twitter.com/8HdtppyLMr— riina (@iina6134) March 17, 2019
網膜剥離は手術を受ければ、完治する可能性が高い状況でした。
医師からは「手術をして原因究明しましょう」と提案があったようですが、手術を「拒否」しました。
樹木さんいわく
「手術をした所で、100%治ることはない」
「これまで色々なものが見えすぎていた」
「これも人生。元々形あるものしか見てなかったけど、これで裏っかわにあるものを見ていくチャンスかな」
と達観したコメントを残されています。
樹木希林さんの直筆メッセージの記事にも書きましたが、独特の人生観を感じさせるコメントです。
はじめて症状に気づいてから2ヶ月後の2013年の3月には、左目の視力を完全に失ってしまいました。
2005年には少し視力が回復したとの情報もありますが、実際のところは分かっていません。
まとめ
樹木希林さんの左目について調べてみました。
いつから網膜剥離で左目を失明し斜視傾向になったのか。
なぜ手術を受けなかったのかが分かりました。
晩年の達観した人生観が人々の心を引き付けたのではないかなと、この件を調べて改めて思いました。
改めてご冥福をお祈りいたします。
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