3月15日、車いすの人と健常者が一緒に踊る「車いすダンス」で、2月にパリで公演を行った大阪出身の女性ダンサー林美穂さん(30)の話題がニュースになりました。
病気の影響で、ダンスを続けるか大きな決断を迫られているという内容です。
この記事では、車いすダンサーの林美穂さんについて、経歴と家族は?はじめたきっかけとは?という内容でまとめます。
記事の内容
林美穂さんのプロフィール・経歴 車いすダンスのきっかけは?
6時台【特集】
テーマ「車いすダンサー踊り続ける”決断”とは」
車いすの人と健常者が一緒に踊る #車いすダンス。
先月、パリで公演をした大阪出身の女性ダンサー林美穂さんは、病気の影響のためこのままダンスを続けるか大きな決断を迫られています。
彼女が踊り続ける理由、そして伝えたい思いとは。 pic.twitter.com/f5eLYmXv9S— 関西テレビ「報道ランナー」 (@kantele_runner) March 13, 2019
林美穂さんのプロフィール・経歴
林美穂さんは生後6か月という時期に小児がんの摘出手術を受け、抗がん剤治療行い、ガンは完治しましたが、下半身に障害が残ってしまったそうです。
そして、3歳から車いす生活をおくることになります。
幼いころから、車いす生活のため健常者の友達をみても羨ましいとは思わなかったそう。
林美穂が車いすダンスを知ったのが小学4年生のころだったといいます。
その時の講師が、車いすダンスチーム「ジェネシスオブエンターテイメント」の代表である鈴木剛さんだったそうです。
車いすダンスのきっかけは?
林美穂さんは高校を卒業後、大阪市職業リハビリテーションセンターで鈴木剛さんと再会し、「ジェネシスオブエンターテイメント」に誘われたそうです。
「最初は簡単だと思ってた。しかし、やってみると全然違った」
簡単だと思ったが難しく、逆に負けず嫌いに火がついたと当時のことを語っています。
林美穂さんは、性格的にはバァーとはじけたいけれど、人前で出来ない人見知りだそうです。
特技はパソコン、「ジェネシスオブエンターテイメント」のイベント宣伝用のチラシ作りも担当するほどのスキルも持ち主です。
チーム内では「おしゃれ番長」と呼ばれているそう。
全日本ダンススポーツ選手権大会で東京グランプリ ラテン部門デュオスタイル 鈴木剛さんと組んで3回優勝しています。
彼女が今、望んでいることは車いすダンスを続けることと、30代で結婚することだそうです。
林美穂さんの家族は?
林美穂さんは9歳の時に、父親をがんで亡くしてから、母親と2つ上の兄と3人で暮らしています。
お母さんのお名前は、林淳子さん、お兄さんは林勇樹さんと言います。
淳子さんは美穂さんについて、
「好きなことして、楽しく過ごせたら…それが一番やね。笑顔をいつも見せて欲しい。サポートを出来る限りしたい」
と語っています。
林美穂さんの病状・手術内容とは?
林美穂さんは6ヶ月に一度病院に診察に通っているということです。
徐々に背骨が曲がってきており、神経や内臓を圧迫している状態を経過観察しているとのこと。
手術内容は、徐々に悪化して、痛みがひどくなる前に、背骨をボルトで固定するというものです。
しかし、ボルトで固定すると背骨の曲がりは防げますが、体の自由が利かなくなり、ダンスを踊ることができなくなるのだそう。
この手術を行わなければ最悪、命の危険性もあるとのことで、命か車いすダンスかの選択を迫られているそうです。
林美穂さんは、ギリギリまで時期を先送りして、手術を行いたいと望んでいます。
2月にはパリ公演を行ったばかりで、まだまだ踊りたいという気持ちがあるのでしょう。
林美穂さんは公演を終えダンスへの想いが、より強くなったと語っています。
まとめ
車いすダンサーの林美穂さんについて、経歴と家族は?はじめたきっかけとは?という内容でまとめました。
手術と車いすダンスの選択、判断はとても迷い、悩ましいことだと思います。
身体も大事ですが、林美穂さんにとって車いすダンスは生きる糧でもあると思います。
ご本人の悔いのないように精一杯頑張って頂きたいと思いますね。
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