4月10日、青森県沖の太平洋上で訓練中に消息を絶った航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aの尾翼の一部が周辺海域で見つかり、墜落したと断定されました。
この記事では、「F35Aのパイロットは誰?価格はいくら?保有数と調達こすとは?」という内容をまとめます。
記事の内容
ニュースの概要
防衛省は自民党本部で開かれた党国防議員連盟の会合で、F35Aとして世界初の墜落事故と明らかにした。操縦していた40代の男性3等空佐の行方は分かっておらず、自衛隊や海上保安庁が捜索している。
岩屋防衛相は、墜落したF35Aが訓練を中止すると無線通信し、その後、消息を絶ったと明らかにした。操縦士が直前に何らかの異変を認識していた可能性があるとみて空自の調査委が原因を調べる。引用:共同通信社
F35Aのパイロットは誰?
#報ステ #速報 #航空自衛隊#三沢基地 配備
— 佐々木舞湖都[マコト] (@Makoto_dayodayo) April 9, 2019
最新鋭戦闘機#F35 A
1機
パイロットの3等空佐(40代)1名
消息経つ安否不明
同型機他の3機と夜間飛行訓練中
19時27分ころ三沢基地の東約135kmの太平洋上で地点でレーダーから消えた
墜落の可能性もあり
護衛艦や救難機で捜索に向かっている pic.twitter.com/if3d4lOtPE
不明のF35A戦闘機を操縦していたパイロットについては、
「40代の男性3等空佐」ということのみが、現時点では公表されています。
4月11日、空自は墜落機を操縦していたのは細見彰里(あきのり)3等空佐(41)だったと明らかにした。
40代で3等空佐ということなので、自衛隊では、幹部でエリート中のエリートパイロットということになります。
乗ってた40代3等空佐ってホントのベテランエリートなんやろなぁ、ご無事で
— フヲート (@makisisu) April 9, 2019
3佐は飛行時間約3200時間のベテラン。
しかし、F35Aの飛行時間はまだ約60時間にとどまっていた。
事故機は他の3機と戦闘訓練を実施中で、視界の悪い夜間の訓練は一般的に「難易度が高い」と言われている。
不明のパイロットは、無事に発見して欲しいところです。
このような事故は起こらないことが一番ですが、発生すると気になるのが、墜落した戦闘機はいったいいくらだったのかということです。
不謹慎かも知れませんが、税金が使われていると、思うとやはり気になります。
そこで、主要戦闘機について調べてみます。
航空自衛隊の主要戦闘機
F-35A (※ F-35 と同意)
F-35AはF-4戦闘機の後継として導入を決定した最新鋭の戦闘機で、平成29年度から三沢基地に配備。
F-35Aは高いステルス性能のほかこれまでの戦闘機から格段に進化したシステムを有し我が国の防衛、ひいては地域の安定に多大な貢献をしてくれる期待の戦闘機。
※F-35Aは、F-35の1タイプです。F-35A・F-35B・F-35Cタイプがありますが、日本にはF-35A・Bタイプが配備されているようです。
F-35A 価格と保有数
<F-35Aの価格について>
2012年に4機契約した際には、合計400億円(1機あたり100億円)
2016年には、1機あたり180億にもなったとのこと。
<F-35Aの配備数について>
調べたところによると現在の保有数(予定も含む)は・・・
・F35A:保有13機・調達予定92機
・F35B:調達予定42機
と言われています。
1機100億で計算してみると・・
147機×100億=1兆4700億円
実際には、1兆4700億円以上の税金が投入されていることになります。
青森県沖で消息を絶ったF35Aステルス戦闘機は、三菱重工業小牧南工場で組み立てられた。
国内で組み立てられた初号機だった。
F-15J/DJ
F-15は、航空自衛隊の主力戦闘機として、現在、全国8個の飛行隊と、その他飛行教導隊などに、約200機が配備。
昭和47年に初飛行した、米空軍の本格的な制空戦闘機。
すでに30年以上経過した機体だが、基本設計の優秀さとレーダーをはじめとした電子機器、搭載装備の近代化が進められ、現在でも能力的に最も均衡のとれた、信頼性のおけるトップクラスの実力を持つ戦闘機。
※F-15は米空軍および航空自衛隊では別名イーグルと呼ばれ、それを駆るパイロットたちは俗に「イーグルドライバー」と呼ばれる。
F-15J/DJ 価格と保有数
保有数:201機
1機当たりの価格:約120億円
計2兆4120億
F-2A/B
F-2は、米国のF-16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機。
昭和63年にFS-Xとして開発に着手し、平成7年に初飛行、12年度に開発が完了。
F-16からの主な改造点は、旋回性能の向上のため主翼面積を増やし、軽量化のため先進材料や先進構造を取り入れたこと。
離陸性を高めるためエンジンを推力向上型に変え、さらに最新レーダーなど、先進の電子機器を採用。
F-2A/B 価格と保有数
保有数:92機
1機当たりの価格:約120億円
計1兆1040億
F-4EJ(改)
F-4EJは、米空軍のF-4Eを改造した戦闘機。
日本での運用には不必要な装備を取り除き、データ・リンクを載せて要撃戦闘機タイプに変更。
昭和56年度に生産は完了、その後、航空自衛隊の防空能力の向上・近代化の一環として、F-4EJの改修に着手。(F-4EJ(改))。
そして、56年度から6年間、試改修・実用試験を行い、量産改修された。
改修の主な内容は、レーダー、FCS(火器管制)システムの近代化、航法、通信能力の向上、搭載ミサイルの近代化、爆撃機能の向上など。
F-4EJ(改) 価格と保有数
配備数:52機
1機当たりの価格:約20億円(当時)
計1040億
F35A価格はいくら?自衛隊【主要戦闘機】種類と数・値段は?まとめ
F35A墜落のニュースについて、F35Aのパイロットは誰、保有数と調達コストなどについてまとめました。
最新鋭の戦闘機が墜落となると、今後、大規模な調達予定がある中、機体は大丈夫なのかと心配になります。
多くの税金が使われているとなるとなおさらです。
状況を見守りたいと思います。
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