貴乃花親方が相撲協会に退職届を提出しました。
9月25日更新したブログで
「皆様長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。厚く御礼申し上げるとともに、弟子たちを今後、末永く応援賜りますように何卒宜しくお願い申し上げます」
とつづっていて、ネット上でも退職かとの憶測をよんでいました。
日本相撲協会は9月27日の理事会までに全ての親方が5つある一門のいずれかに所属しなければならない旨を通達。
全親方のうち貴乃花親方だけが所属先が不透明のままだったようです。
このことも退職届提出に影響しているのでしょうか。
この記事では貴乃花部屋の概要と力士の経歴と9月場所の成績をまとめました。
貴乃花部屋 概要
師匠
【処分】日本相撲協会、貴乃花親方の理事解任を決議https://t.co/3XgNw4d23b
28日の臨時理事会で、貴乃花親方の理事解任と2階級降格を決議したという。共同通信が報じた。 pic.twitter.com/TFBNj9pPjo
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 28, 2017
貴乃花 光司 (たかのはな こうじ)<年寄>
現役しこ名 横綱 貴乃花 (たかのはな)
本名 花田 光司
生年月日 昭和47年8月12日生
出身地 東京都
生涯戦歴 794勝262敗201休
受賞歴 優勝22回/殊勲賞4回/敢闘賞2回/技能賞3回
力士
<幕内>
貴景勝 光信(たかけいしょう みつのぶ)
本名 佐藤 貴信
しこ名履歴 佐藤 → 貴景勝
番付 小結
生年月日 平成8年8月5日
出身地 兵庫県芦屋市
身長 175.0cm
体重 170.0kg
得意技 突き・押し
貴ノ岩 義司(たかのいわ よしもり)
本名 アディヤ・バーサンドルジ
しこ名履歴 貴ノ岩
番付 前頭十三枚目
生年月日 平成2年2月26日
出身地 モンゴル・ウランバートル
身長 182.0cm
体重 150.0kg
得意技 右四つ・寄り・投げ
<十両>
貴源治 賢(たかげんじ さとし)
本名 上山 賢
しこ名履歴 貴源治
番付 十両五枚目
生年月日 平成9年5月13日
出身地 栃木県小山市
身長 191.0cm
体重 168.0kg
得意技 突き・押し
<幕下>
貴公俊 剛(たかよしとし つよし)
本名 上山 剛
しこ名履歴 貴公俊
番付 幕下二十一枚目
生年月日 平成9年5月13日
出身地 栃木県小山市
身長 185.0cm
体重 153.4kg
得意技 右四つ・寄り
貴健斗 輝虎(たかけんと てるとら)
本名 水田 健斗
しこ名履歴 水田→ 貴健斗
生年月日 平成8年2月10日
出身地 熊本県八代市
身長 177cm
体重 135kg
<三段目>
貴天秀 哉太(たかてんしゅう かなた)
本名 松原 哉太
しこ名履歴 貴天秀
生年月日 平成4年9月23日
出身地 埼玉県さいたま市見沼区
身長 186cm
体重 214.5kg
<序二段>
貴大将 柊斗(たかたいしょう しゅうと)
本名 松木 柊斗
しこ名履歴 松木→ 貴大将
生年月日 平成7年6月15日
出身地 東京都中央区
身長 174cm
体重 118.5kg
<序の口>
貴正樹 弘樹(たかまさき ひろき)
本名 原 弘樹
しこ名履歴 原→ 貴正樹
生年月日 平成11年11月6日
出身地 大阪府泉南郡田尻町
身長 172cm
体重 113kg
9月場所成績
貴景勝(小結) 9勝6敗
【2018/11/26更新】
貴景勝が2018年11月場所で幕内優勝しました。
貴ノ岩(前頭十三枚目) 10勝5敗
貴源治(十両五枚目) 8勝7敗
貴公俊 5勝2敗
貴健斗 3勝4敗
貴天秀 2勝5敗
貴大将 6勝1敗
貴正樹 2勝5敗
力士の所属移籍先は?
貴乃花親方が日本相撲協会に退職届を提出したと同時に貴乃花部屋に所属する力士、床山、世話人の所属先の変更願いも提出したようです。
詳しくは「退職の理由については、ご説明の場を設けさせていただく所存ですので、ご報告させていただきます」とのコメントがあるようです。
25日午後5時から東京・港区での会見に注目してみたいと思います。
【追記】
9月25日17時からの会見については、年寄り引退会見とのことでした。
内容としては、弟子(所属力士)・床山・世話人は全て継承する千賀ノ浦部屋(ちがのうらべや)へ移籍することが分かりました。
千賀ノ浦部屋(ちがのうらべや)の20代千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は、かつて貴乃花部屋の部屋付き親方でした。
旧知の仲ですので弟子たちも了承しているとのこと。
いつ移籍するかは相撲協会の判断を待つ必要がありそうです。
会見内容
退職届を年寄からの引退届と位置づけた上で、今年3月に内閣府に提出した告発状が、事実無根だったと認めるよう協会側から言われていたことが理由だったとした。
貴乃花親方は昨年の秋場所中に発生した元横綱日馬富士から高ノ岩が暴行を受けた事件について、今年3月に内閣府に提出した告発状を提出しました。
その後、告発状を取り下げたにもかかわらず日本相撲協会から暴行事件そのものが「事実無根な理由に基づいて出されたもの」であることを認めるよう有形・無形のかたちで圧力を受けていたとのこと。
「5つある一門のいずれかに所属しなければならない」という取り決めについても暴行事件が「事実無根な理由に基づいて出されたもの」であることを認めなければ、どの一門にも所属することが出来ないという圧力があった。
8月の中旬から9月の場所中にかけて日本相撲協会幹部から、具体的に「事実無根な理由に基づいて出されたもの」であることを認めるよう圧力があった模様。
貴乃花親方自身、部屋を維持したまま他の一門に入る道を模索していた。
しかし高ノ岩が暴行を受けた事件を
「真実を曲げて、告発は事実無根と認めることは私にはできません」
「このままでは私はどの一門にも属することはできません。このままでは相撲を続けることができなくなり、弟子たちは安心して鍛錬、精進することができません」
と語り、
「断腸の思いではございますが、貴乃花部屋の所属しております力士、床山、世話人は継承者である千賀ノ浦部屋(元小結隆三杉の千賀ノ浦親方が師匠)に所属先を変更させていただき、私、貴乃花は年寄を引退させていただく結論に至った次第です」
と経緯を説明した。
また部屋はなくなるが、貴乃花親方は
「今後も相撲には携わって行きたい」
と語りました。
まとめ
この記事では日本相撲協会に退職届を提出した貴乃花親方の部屋の概要と力士の経歴・9月場所の成績をまとめました。
モンゴル人力士の暴行問題・弟子の暴行問題・先日は貴乃花親方自身が倒れるなど数々のトラブルがありました。
今回の引退会見についても、日本相撲協会からの圧力に対しての反発が色濃くでていました。
貴乃花親方 VS 八角理事長 の構図は根深く続いていくと思われます。
「引退届」が具体的に受理されるのか、貴乃花親方の今後はどうなるのか。
状況を見守りたいところです。
元貴乃花親方の記事まとめは↓こちら。