今回は「アランチヲネ」(ARANCIONE)の昆虫イラストを手掛けるクルーロウ華子さんが気になったので調べてみました。
「アランチヲネ」はカマキリ先生こと俳優の香川照之さんが、子ども服のネット通販などを手がける新会社でイタリア語で”オレンジ”を意味するそうです。
事業内容は子ども服昆虫イラストの子供服ブランド「INSECT COLLECTION」を中心としたアパレル販売と、香川さんと交流できるオンラインサロンの運営とのこと。
そんなニュースのなかで「オリジナルの衣類にはイラストレーターのクルーロウ華子氏のイラストを使う」との記載が見られました。
そこで、クルーロウ華子さんのプロフィールと絵本作品・ご家族についてまとめます。
クルーロウ華子さんのプロフィール
名前 クルーロウ 華子(Hanako Clulow)
生年月日:1978年生まれ(月日は不詳)
年齢: 40歳 (2018年)
出身地:埼玉県
兄妹:3人兄妹の次女
小さな頃から4歳上の姉と母方の祖母や叔父たちの影響で絵を描くこと、物を作ること、音楽を聴いたり、奏でたりすることが好きになった。
3歳の時に、1年半年ほどカルチャーセンターの英会話を習い、楽しかったこともあって小さい時から英語も好き。
母方の祖母は何でも手作りする人でぬいぐるみや洋服などを作ってくれた。
祖母の長男(叔父さん)は、業界では名の通ったグラフィックデザイナーで影響を受けた。
小・中学生の夏休みは、ほぼ一日中部屋にこもって絵を描いたり、音楽を聴いていた。
音楽は聴くだけでなく、家にあったオルガンを独学で演奏したり、オリジナルで作曲もしたりしていた。
高校3年生になって美術大学に進もうと思ったが、予備校で自分のデッサン力の無さに愕然とさせられる。
そして、アートと同じくらいに大好きな音楽雑誌で洋楽の記事を英語で書きたいと思い、編集者にいつか自分もなりたいと方向転換。
1997年にアイルランドへ語学とヴィジュアルアートの勉強ために留学。
一度日本へ戻り、アメリカの同時多発テロをきっかけに、音楽雑誌の編集者になる夢は少しづつ薄らいでいく。
これから自分はどうしたいのか、と悩み始めていた時に児童心理学に出会う。
新たにイギリス ロンドン大学で心理学の勉強へ。そこで、ご主人に出会い、イラストレーターという仕事も始める。
2007年にロンドン大学を卒業。
ロンドンの日本航空で働いていたが数年後、ご主人が勤務していたコンピューターの会社でインターン(職業体験制度)を体験する。
初めてwacomタブレットと専用のペンを使ってコンピューターで絵を描き始めて熱中。
そしてグリーティングカードやTシャツなどを作って、週末にマーケットで販売するように。
グッズが好評だったためグループや個人で作品の展示をするようになる。
その後、展示を見たイラスト代理店のオーナーにスカウトされ、正式に代理店所属するイラストレーターとなった。
2011年出産を期にイギリスを離れご主人と一緒に日本に移住。
日本の出版社に作品集を送っていたら、「ひよこクラブ」の出版社に採用される。
ロンドン大学在学中から漠然としてた”子供と関わりたい”という気持ちが、絵本のイラストを描くということで形へと繋がっていく。
ご主人の母国ニュージーランドへ移住後も「たまごクラブ」や「ひよこクラブ」の雑誌付録作成をおこなう。
2017年ごろの画像はこちら
(右側のグレーの洋服の方がクルーロウ華子さん)
"Gator in the Glass house" pic.twitter.com/mxdMKcXZHE
— Hanako Clulow (@umegorou) February 28, 2013
ご主人と子供さん
ご主人については、あまり情報がありません。
ニュージーランド人でロンドン大学で出会ったこと、それからコンピューター関係の会社に勤めていたことくらいです。
ニュージーランドに移住してからもコンピューター系の知識を生かして仕事をされているのでしょうか。
お子さんについては、2011年11月1日に女の子が産まれています。
Birthday girl Noa. Happy birthday! pic.twitter.com/0mBVOX1W
— Hanako Clulow (@umegorou) November 1, 2012
ツイッターの画像は1歳の誕生日のようですね。
クルーロウ華子さんの絵本作品
雑誌「ひよこクラブ」の付録の仕掛け絵本
「どうぶつたちのかくれんぼ」
「Rodyの いないいない ばあ!」
「もりのなかでかくれんぼ」
「どうぶつたちのおんがくかい」
の絵を担当をされています。
また、雑誌「たまごクラブ」の付録絵本
「もうすぐあえるね」
でもえを担当されました。
2016年 イギリスで初めて正規の絵本として2冊出版。
「The River」
「ABOVE and BELOW」
いずれもイギリスの出版社 Caterpillar Books/Little Tigerから出版
@umegorou #AboveandBelow Possibly the most beautiful book I've ever seen! Gorgeous paper – thank you @LittleTigerUK pic.twitter.com/3qC7IwerYr
— Pickled ink (@InkledPicks) June 17, 2016
2017年5月には日本で初めての正規絵本
「べりべりはがして あそぶえほん たべたいな、あーん!」
が出版がされました。
そして今回俳優の香川照之さんが立ち上げた子ども服通販会社「アランチヲネ」が作るオリジナルの衣類に、クルーロウ華子さんのイラストが採用されることが明らかになりました。
クルーロウ華子さんのホームページにも、かわいいイラストがたくさん掲載されています。
クルーロウ華子さんの言葉
イラストを始めた頃の環境問題などをテーマにしたやや大人の作品に対して、その後に作り上げていったのがフィクションの絵本に出てくるような可愛いキャラクターです。
ノンフィクションの分野では国際問題や政治なども取り入れて、ちゃんと問題を伝えられる物語りとイラストを作っていきたいですね。
それと同時に、ノンフィクションの世界は想像するアイディアや、奇想天外なイラストを組み込むには限界がありますので、フィクションの作品をもっとやっていきたいというのが私の今後のビジョンです。
中でも、‟くまのポコちゃん“というキャラクターは、とても人気があり、当時出版までには至らなかったものの、私の代名詞的なものになりました。
もう少し時間ができたら、この子をもっと進化させて、いつか絵本の世界に送り出せれば嬉しいですね。
また、ポコちゃんだけでなく、もっと面白くて可愛いキャラクターを作りたいですし、ゆくゆくは自分でも物語も一緒に作れたらというのが夢です。
まとめ
俳優の香川照之さん(カマキリ先生)が設立した「アランチヲネ」で昆虫イラストを手掛けるクルーロウ華子さんが気になったので、プロフィールをまとめました。
クルーロウ華子さんの描くイラストは、生まれたときから育まれた感性・才能と留学などで学び習得した豊かな知性から溢れてくるものであることが分かりました。
国際問題や政治問題を投げかけるノンフィクションの世界観と”子供との関わり”を大切にするフィクションの世界観をこれからも作品として数多く手がけて欲しいです。
「アランチヲネ」で子ども服の販売が始まるのが楽しみですね。
情報が更新されたら、またご紹介します。
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