今回は矯正の記事になります。
2018/11/03 矯正用のインプラントを上あごの天井部分(口蓋といいます)に打ち込みました。
そのお話です。
矯正用のインプラントとは
インプラントと聞くと恐らくこっちを想像すると思います。
これは、完全になくなった歯を形成するための根っこになるインプラントです。
矯正用のインプラントは↓こちらのようなもの。アンカーインプラントとも呼びます。
今回はインプラントを打ち込んだのみで、両側の歯との接続は行っていません。
矯正用インプラントの役目
今回は口蓋につけたインプラントの役目になります。
通常、矯正の場合ワイヤーでつながれた歯はお互いを引っ張り合います。
したの画像で言うと、抜歯した4番の穴を境目にして前歯側と奥歯側は引っ張りあうことになります。
前歯も奥歯も動くので抜歯したすき間を前歯の矯正のために有効活用できない可能性が出てきます。
矯正用のインプラントを利用すると・・・
赤○内のインプラントから両側の奥から2番目を結束して固定(※画像では青い直線でつないだイメージにしています)すると、奥歯が前方向に動くことを抑制します。
アンカーインプラントのアンカーとは碇のことです。
インプラントが碇の役目をして動こうとする歯をとどめます。
そして、前歯側が後ろに下げられるスピードが速くなります。
私の場合、抜歯のすき間がふさがるスピードが速くなるのとあわせて、前歯のガタガタもなおり、綺麗なアーチ型ができるスピードが上がります。
矯正経過の画像
それでは、矯正前から今回インプラント設置までの歯の画像です。
少しずつですが、整いつつあります。
【注意】画像記載あり【注意】画像記載あり
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【上あご】
<矯正前 2018/06/30>
<フルリンガル装着時 2018/08/31>
<1回目調整後 2018/10/05>
<矯正インプラント装着時 2018/11/03>
※わずかずつですが、前歯のアーチが形成されつつあります。
【正面】
<矯正前 2018/06/30>
<フルリンガル装着時 2018/08/31>
<1回目調整後 2018/10/05>
<矯正インプラント装着時 2018/11/03>
※上の左前歯1番がまっすぐに少し整ってきました。
【下あご】
<矯正前 2018/06/30>
<フルリンガル装着時 2018/08/31>
<1回目調整後 2018/10/05>
<矯正インプラント装着時 2018/11/03>
※抜歯後のすき間が埋まりませんが、アーチはまずまずイメージ出来る感じになりました。
まとめ
今回は、矯正用インプラントの説明と矯正の経過について書きました。
次回、2018/11/27に口蓋のインプラントと両側奥歯をつなぐ予定です。
インプラントと奥歯をつなぐと矯正のスピードがあがるとのことなので非常に楽しみです。
↓歯科矯正のまとめ記事を是非ごらん下さい。